大きさ約6mmでアクリル素材が中心です。
折りたたんで小さな切開創から挿入可能です。
日帰り手術
Medical
日帰り手術
Medical
水晶体のタンパク質が変性し、水晶体が混濁し視力低下、目がかすむ、片眼性複視の症状が出ます。
加齢
先天性
糖尿病やアトピー性皮膚炎によるもの
外傷
薬剤や放射線
これらのうち①加齢によるものが大半を占めます。
主に水晶体の濁る場所により以下のように分類されます。
皮質白内障
水晶体の外側の皮質が濁る
核白内障
水晶体の真ん中の核が濁る
嚢下白内障
水晶体嚢（水晶体の袋）が濁る
麻酔の目薬をします。
2mm位のところから濁った水晶体の中身を超音波で吸い出し、透明な人工レンズを入れます。
約15分の手術です。その日は眼帯をして帰宅していただけ、翌日の診察で眼帯を外せます。
大きさ約6mmでアクリル素材が中心です。
折りたたんで小さな切開創から挿入可能です。
1つの焦点に結像します。ですから、遠くに焦点を合わすと手元は老眼鏡が必要です。
逆に手元に焦点を合わすと遠くは眼鏡が必要です。生活のスタイルに合わせてお選びいただけます。
このレンズの特性は、レンズを通るすべての光が1つに集まりますので、網膜上の像特性がもっともよいとされています。
眼底に病気がある場合に、少しでも良好な網膜上の像を得るために第一選択となります。
現在では球面収差をなくした非球面レンズが主流となります。
角膜の強主経線に対して垂直に円柱度数を加入することにより乱視を軽減するレンズです。
ただし、矯正できるのは正乱視例のみであり不正乱視例は適応外になりますので、適応については角膜形状解析により判断しますので、すべての方が適応となるわけではありません。また、レーシックのようなエキシマレーザーほど細かい設定はありません。
眼鏡の遠近両用のような眼内レンズです。
ピントが合う距離が複数あり、眼鏡への依存度が減らせます。
ただしすべての距離にピントを合わせられる訳ではないので、若い頃の眼になるわけではありませんので、完全に眼鏡がいらなくなるわけではありません。
このように近方加入度数の種類により患者様に適した眼内レンズを選ぶことが出来ます。
最近では従来の2焦点レンズでは、中間距離における視力が低下するため、3焦点レンズもよく使用されます。
単焦点レンズよりも広い焦点深度を持った眼内レンズです。
遠方から中間までは裸眼でもある程度しっかり見えますが、手元（40cmから50cm）より手前では裸眼視力の見え方は老視矯正眼内レンズよりも劣ると言われています。
多焦点眼内レンズを使用した白内障手術は保険診療ではなく、選定療養という制度で治療を受けることが出来ます。
つまり患者様は、手術手技料は医療保険の給付対象となり、レンズ代がご自身でご負担いただくことになります。
実施する医師に係る基準と実施機関に係る基準があり、それらを満たした施設で受けることが出来ます。
術後、眼鏡に頼る頻度を減らせますが、完全に眼鏡を使わずに遠くから近くまですべての距離が見えるわけではありません。脳がなれるまでに時間がかかる場合があり、単焦点レンズよりも視力回復が緩やかであることがあります。
また、術後の視機能に影響を与える角膜疾患、強い乱視、ドライアイ、緑内障、網膜疾患や視神経疾患などがある方、弱視、瞳孔が小さいなど、多焦点レンズの適応とならない方もいらっしゃいますので、適応となるかはしっかりとした診察が必要です。
※保険適応の手術費用＋追加費用（多焦点眼内レンズ代）
遠方・約60cm・約40cmあたりにピントが合います
遠方・約60cm・約40cmあたりにピントが合います
遠方・中間距離（約50cm）
遠方・PC等を見る距離（約42cm）
遠方・近方距離（約33cm）
遠方～約66cmあたりにピントが合います
遠方～約66cmあたりにピントが合います
遠方～約66cmあたりにピントが合います